土星  bU                                     

下の元画像、AVIファイルを再度RegiStax処理してみた。
1mほど離れてみると眼視に近いイメージである。
ToUcamのソフトが調子が悪かったので、WebCamRecoderという
ソフトで画像を取り込んだ。2倍バローを使ったせいか、画像が荒い
がカシニをかろうじて全周写し出すことが出来た。
画像が荒いので少々離れてみるといい感じだ。
またパソコンのToUcamのソフトが調子が悪くてカメラを認識しなく
なったので、引き出しの中に投げ込んでいたLPIカメラで撮影した。
AVIファイルではなくJpegで連続保存していくタイプでこちらの方が
なめらかな画像を得られている。
衝を過ぎた土星は本体の影を右側におとしている。
今までカシニが一番良く写った。シーイングはわりと安定して
μ-250、500倍でも画像は破綻することなく見ることが出来た。
通常なら2月上旬と言えば一番寒く、気流も不安定で惑星の
撮影には向かないが、昨日、今日と気温が20度を越して春の
陽気が貢献しているのかもしれない。
上の画像は彩度、ガウスぼかし、コントラスト、明るさを調整し
たもの。下はさらにレベル補正をかけた。
霞がかかったような感じで光度が暗くてゲインを上げないと撮影
出来なかった。眼視でも良く見ていたのだが、撮影時にソフトの
調子が悪くて2カットしか撮影できなかった。
暗く切れ込んだカシニがなかなか撮影できない。
こちらは29日に撮影した別画像。少々彩度を控えめにしてみた。
シーイングはわりと良かったが、小刻みに画像が荒れたりすっきり
したりしていた。ホワイトバランスも正常に作動したようだ。
パソコンのスペックが低いので2700フレーム中数百枚はドロップ
アウトして、10ショットほど撮ったら突然、フリーズしてしまった。
撮影用にもう少し性能のいいパソコンがほしい。
この撮影時にμ-250でηOri、1.7秒角をきれいに分離でき、カシニ
もきれいに見えていたので、さぞいい写真が撮れるだろうと思ったが
この結果である。
いいわけではないが、パソコンかToUcamのソフトが調子が悪くて
ゲインなどの設定をしても途中でリセットされたり、撮影中にフリーズ
したりと調子の悪い中での撮影であった。
分解能はそれなりに出ているのでもう少し良く撮れそうであるが、
RegiStatxの操作が悪いのであろうか。それとも単に腕が悪いのか。

下の画像と比較してみると緑系、赤系、青系と定まらない。カメラの
ホワイトバランスがうまくいかず、それを画像処理で補おうとしてるが
毎回、発色が変わってします。まずは撮影時の調整が肝心である。
平成19年度の初土星。たまに雲が流れてシーイングはあまりよく
なかった上に、パソコンの調子が悪くて思うように撮影できなかった。
下の画像と比べるとホワイトバランスがおかしくて色が違うが、自分
としてはこの色が好みである。
冬なので仕方ないがなかなかいいシーイングに恵まれない。
眼視でもカシニが確認できたが、この写真の程度だった。
ミューロン250での今期初めての土星。これからがシーズンである。
ToUcamの設定が悪く、さらに気流が安定しなかったので、よい画像
は得られなかった。