EX-Z750のテスト撮影と画像処理 わし座、いるか座、や座付近
05.07.30 露出30秒 F2.8 ISO400 f=7.9mm(38mm) 3072×2304ピクセルを50%に縮小し、さらにトリミング
肉眼で4等星が見える自宅にて固定撮影
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ISOを400で撮影したこともありますが、なんとノイズの多いことでしょう。特に上の左右には熱による赤かぶりのノイズが非常に
目立ちます。ISOが100まではほとんどノイズは見られませんでしたが、星の写りも少ないでした。
カメラ自体でノイズ軽減処理を行うようになっていますが、露出と同じ30秒強で処理が終わったので疑問の残るところです。
そこで自己流の画像処理でノイズを除去してみました。
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まずオリジナルからコピーを作り、コピー画像をRGBに分解したものからシアンの画像を取り出し、ガウスで最大にぼかします。
この画像をオリジナルにレイヤーを使い差の絶対値で重ねます。画像を見ながら不透明度のバーを左右に動かして、好みの
位置で決定します。この場合は40%です。あとは色相・彩度で少々手を加えて出来上がりです。処理はすべてフォトショップで
おこなっています。オリジナルと比べて淡い星はほとんど残っているのに、ノイズはだいぶ消えました。一眼デジカメでしたら後
処理をしなくてもこの程度は写るでしょうが、3万円台のたかが160gのデジカメでここまで写れば遊べそうです。自宅でしたので
6等星が見える郊外でしたら、もっと良く写ったと思います。なおシアンを使ったのには意味はなく、マゼンダでもグレーでも良い
かも知れませんし、これは経験値で仕上げたもので、理論的な根拠は説明できませんので、あしからず。多分このような理由だ
ろうなということは考えております。
その他レベル補正とNeat Imageを使ってもいい結果が出るかもしれません。
RegiStaxのようにほとんどソフト任せの画像処理もいいですが、フォトショップなどを使い試行錯誤しながらの処理も楽しいものが
あります。