火星2005年 No.1                       

大きさは17秒台になってしまった。
今夜は春霞のような状態で火星以外はあまり見えなかったが、
シーイングはわりと良かった。
2週間ぶりのバイザックでの撮影。11月7日の19.9秒から18.4秒に
なっているが、数字以上に小さく感じる。
シーイングが良くて眼視でも模様がよく見えた。
右の画像はGチャンネルだけを抜き出して画像処理したもの。
今夜はFS102で狙ってみた。バイザックで撮った下の画像と比べる
と同じような写りだが、眼視ではFS102の方が模様がはっきりしてい
た。
今夜は少し冷え込んだが、気流は安定していた。
視直径が再び20秒を下回ってきたが、11月いっぱいは楽しめる
だろう。
せっかく気流が安定していたのに、薄い雲がかかってきた。
最接近を向かえ、久しぶりにFS102で撮影してみた。
バイザックほど大きく写せないが、火星面の模様は同じように
写っている。下のバイザックから約1時間をおいての撮影で自転
の様子が分かる。
最接近から1日過ぎて、やっと撮影できた。
気流は安定してたがスタッキングの枚数が少ないので、荒れた
画像になった。
バイザックで撮影してから約1時間後にFS102で撮影したのが
上の画像である。
わりと気流は安定していたが、写りはいつもと変わらず。
今回も気流が悪くてぼけた画像になってしまったが太陽湖付近に
ダストストームが発生しているのが分かる。

いよいよあと10日ほどで再接近となり20秒台も目の前である。
バイザックで300倍にして見たが、コントラストが悪く模様はよく見え
なかった。
バイザックで火星を見ると白く飛んだようで、淡く模様が見えるが
はっきりしない。撮影をすればそれなりに写るが、惑星の眼視には
向いていないようである。いまさら説明することではないが。
17日ぶりの火星はだいぶ大きくなっている。飲み会後の撮影で
少々ふらついての撮影だった。
火星の最接近まであと2週間となった。



今回もバイザックで撮影。こうしてみると小さい画像の方が模様が
よく見える感じがする。
バイザックでこれくらい写るのだから、もっといい光学系だったら、
まだよく写りそうだ。途中でパソコンがフリーズ状態に陥ってしま
って、たくさん撮影することが出来なかった。
今期の火星をバイザックで撮影してみたが、ご覧のとおりあまりぱっと
しない。焦点距離が長いだけあって大きく写る。
同じような場所を2年前にデジカメで撮った写真が下のページにある。
大接近で視直径の違いはあるが、デジカメの方がよく写るのか、それ
ともLPIカメラの限界なのかもう少し研究が必要なようだ。

http://www.synapse.ne.jp/kussi/qv4000kasei-a2.htm
大きさが17秒に達してだいぶ大きくなった。
本来なら左やや上に太陽の湖と言う目玉のような模様がみえるはず
であるが、良く分からない。よく見ると微かに黒い丸が分かる。
火星以外に目立った星が見えないどんよりとした月夜だったので
気流が安定しているだろうと思ったが、それほどでもなかった。隣の
クーラーの室外機からの熱かもしれない。惑星といえども市街地で
は生活活動からの排熱を無視できないようである。
20日ほどで大分大きくなって、眼視でも模様が容易に確認できた。
左はオリジナル画像で、右は眼視に近いイメージにフォトショップで
画像処理したものである。
中央経度のデータは誤り。
ちょうど一ヶ月前と比較すると大分大きくなっているのが分かる。
火星は明るいので倍率を上げても眼視ではこの写真と同様に模様が
見えていた。
LsとDirのデータは逆である。
シーイングがとても悪くてFS102なのに、まるで温度順応のまったく
出来ていない反射で見ているように星が暴れていた。
模様は写っていませんが7/27と比べて大きくなっているのが分かり
る。掲載するのも恥ずかしい画像である。
2年前の大接近以来の火星。前回の視直径25秒には及ばないものの 
20秒にはなるので大いに期待できる。
この写真で南極冠と大シュツルが確認できる。眼視ではアイーピースの
中に米粒を置いたような感じで見えた。
高度が低く視直径も小さかったので、パソコン上でピントを合わすのが
難しかった。
左がLPIカメラに付属しているソフトで、右はWebCamRecorderで取り込
んだ画像である。