火星による画像処理の例

共通データ:2003.09.04   FS102 Radian4 ×205
                  QV-4000 1/6  F=2  ×2zoom 自作アポダイジングスクリーン

原画はデジカメで撮影したそのままの画像です。これをレジスタックスでコンポジットします。
この火星は101枚を使ってコンポジットしています。レジスタックスではスタッキングと言い
ます。
次にレジスタックスの大きな特徴であるウェブレット変換です。調整レバーを動かしていく
と魔法のように模様が浮かび上がってきます。感動の瞬間です。
ウェブレット変換の前にガンマ補正をする場合もあります。
これはコンポジットあっての効果で、1枚の画像を使ってもざらついてくるだけです。また
原画は一定以上の画質が必要です。
これをbmpで保存しフォトショップで色の微調整をしてレベル補正をかけると、さらに模様
がはっきりしてきます。
あとは個人の好みの問題で下のようにいろんな火星が出来上がります。



グレースケールにすると模様が見やすくなることがあります。
右上の火星はどこかのHPで見かける色ですね。

画像処理には多くのソフトがあり、多くの方法があります。ここで紹介したのはほんの一例で
す。レジスタックスは英語版ですのでまだ使用方法が良く分からない状態です。
天体撮影後の画像処理は撮影技術と同じくらい重要ですので、みなさんも色々な方法を
試してください。