重星観望入門
天体を始めるきっかけは月のクレーターを見たいとか、土星のわっかを見たいとかだったと思いま
が、いくらか見てしまうと飽きたりして、その内に望遠鏡は物置の奥にしまったままになってしまい
ます。そんな時、空のわりと明るい住宅地でも楽しめる重星を知っていたら、もっと天体を楽しめる
かもしれません。
ここでは6〜8センチ程度の望遠鏡で楽しめる重星を紹介していきます。
用意するもの
@望遠鏡は6〜8cmの屈折が取り回しが簡単です。重星観望にはアクロマートでも十分です。
A架台は低倍率であちこち振り回して見るなら経緯台が便利です。
B双眼鏡はあったほうが便利です。3〜5cmの8倍前後がおすすめです。決してズーム8倍から
50倍などというものは買わないようにしましょう。天体には使い物になりません。
C重星の載った星図。市販品やネット上にたくさんあります。当HPにも掲載してますので活用し
て下さい。
D赤い光の懐中電灯。赤いセロハンで光源を覆って使うといいでしょう。
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上の写真は「重星観望をはじめよう」に使う機材。
鏡筒は75mmの屈折望遠鏡、架台はポルタU経緯台、あとファインダーと
天頂プリズム、接眼レンズの組み合わせです。
ポルタ経緯台とのセットでいくつかの望遠鏡が販売されていますので、それ
を参考に購入すれば重星観望用には十分です。