日 記 帳
観測日記、その他天体のことや身の回りのことなど、思いつくままに書いてみました。
02.08.30
台風15号
もう24時間強風域です。恵みの雨は良かったのですが、台風15号はちょっとやりすぎではという感じです。
星も10日以上見てないし、ちょっと欲求不満。
8月も明日までですね。季節のうつりかわりは早いもので、そこには秋が近づいています。
今のうちに接近した重星をみないと気流の安定しない季節がやってきます。
02.08.25
恵みの雨
春の長雨に続いて今度は日照り続きで野菜も高騰。今朝からパラパラきていますが本格的な降りにはなって
いません。
最近は晴れていても透明度がわるくて暗い重星の指導導入は苦労します。少々透明度が悪くても大気がじっと
してれば重星の分解はしやすいのですが、それにも限度があります。
掲示板にも書きましたが、こんな時は自動導入が便利ですね。特に天頂付近が光害の影響を受けにくいのですが
今度はファインダーが覗きにくくなり、首が痛くなります。
少しは雨も降らないと木々がかわいそうです。今は満月付近ですし。
02.08.18
とかげ
最近、南九州は晴れてはいるんですが春霞のように薄雲がかかった状態が続いています。
そうなるとファンダーでの導入が苦しくなります。そこでアストロの正立ファインダーからタカハシの純正
ファインダーに取り替えました。双眼鏡との連携ではアストロのほうが導入しやすいですが、星が見えなくては
どうしようもありません。微恒星の見え方はタカハシが一枚上手ですからね。
そのような状態の空ですからとかげの重星を導入するのに苦労しました。もともと目立った星もなく3個の導入
に1時間はかかったでしょうか。汗だくだくで蚊にはさされ、おまけに天頂付近なのでファインダーを覗くのに首が
痛くなりました。こんな時は自動導入があればなあと感じました。
次回、赤道儀を購入するときは好むと好まざるに関わらず自動導入でしょう。そうでないほうを探すのが難しく
なっているでしょうから。
02.08.15
こうま
12日に続いて13日の朝に20分ほどペルセウス座流星群をみました。雲の切れ間でしたが8個ほど流れました。
天気が良かったらもう少し見ることが出来たかもしれません。
ところで夏の星座は人目に触れない可愛い星座が多いですね。こぎつね、いるか、こうまなど肉眼では全然
見栄えがしませんが、天の川を双眼鏡で流すついでにこれらを見てみる価値はあります。
双眼鏡なので背後の微恒星も混ざって配列がとてもきれいです。重星もそれなりにありますしね。
02.08.14
もうすぐ300個
ただ今の重星のスケッチ数は295個で、もうすぐ念願の300個です。約1年で295個ですから次の目標
500個をめざしてまた1年頑張ろうと思います。冬は寒さに震えて夏は蚊に悩まされて、いやになることも
ありましたが、HPに掲載して少しでも多くの人に重星を楽しんで頂くことが支えになりました。
たった2つの点のスケッチですがシュミレーションでもない写真でもない、出来るだけ見ために近いように
これからも努力してきたいです。
02.08.13
ペガスス
ペガスス座はアンドロメダ座にくっついて大きい星座ですが、ここの重星を見たのは初めてです。
4個スケッチしました。ここは隣の星座ですがやはりアンドロメダ大星雲ですね。自宅から肉眼では微かに
確認できます。双眼鏡でその中心部がはっきり分かりますが、周辺部はよく分かりませんでした。FS102でも
同様ですので、やはり空の暗さが大事です。
ペルセウス流星群は望遠鏡ばかり覗いていたので、1個しか見られませんでした。
02.08.08
や、こぎつね
昨夜、みなみのかんむりに続いて初めてやとこぎつねの重星を見ました。こぎつねは大物の星座にはさまれて
かわいそうなくらい目立たない星座です。しかしここには有名なM27亜鈴星雲があります。FS102×33でも
長方形の形がよく分かりました。重星16番星の0.8秒角は分離はしませんでしたが、伸びたような円に見え
ました。
や座は双眼鏡でその美しい配列が分かりますし、Cr399通称コートハンガーという散開星団があります。FS102
×20でハンガーそっくりの星の配列が分かりますが、双眼鏡のほうが楽しめるでしょう。
や、こぎつねはパッとした重星がありませんので、この辺一体は双眼鏡で流したほうが美しい星々を眺めること
が出来ます。
また、スケッチを始めた頃に描いた重星いるか座のγがしょぼかったので、描き直してみました。
はくちょうのアルビレオより色が淡いですが、離隔もほどほどでアルビレオに負けないくらい美しいです。
私はこちらがお気に入りです。
02.08.05
みなみのかんむり
初めてみなみのかんむりに注目してみました。
夏の大物さそりといてに囲まれ、さらに高度が低いため当地でもあまり存在が分かりませんでしたが、昨夜は
透明度が良かったため、肉眼でも良く確認できました。
早速、星図より重星をピックアップして観測。大気も安定しておりγの1.3秒角はきれいに分離。h5014の0.9秒角
は分離はしないものの、だるまさん状態で重星と確認は出来ました。
筒は水平状態に近く他人が見たらのぞきと間違えられそうでしたが、4個の重星をゲット出来ました。
南の低いところまで透明度が良くかつ大気が安定していることはめったにないので、昨夜はラッキーでした。
02.08.02
いい天気です
一昨日、昨日と大気の状態が良くてFS102でαScoは簡単に分離しました。角距離0.8秒角の24OphとAC11Ser
も分離はしませんでしたが、まゆ状態それが重星であることは確認出来ました。
さそり、いて、たてなどに望遠鏡を向けるのに重星ばっかり探していました。ここら辺は星雲星団の宝庫なのに
それらには目もくれないのですから、自分ながらよっぽど重星が好きなんだなと感じました。
でも一つぐらいはと、たての散開星団M11を見ました。自宅の庭先からでしたがFS102にLV9mmで、びっしりと
星が集まり非常に美しい眺めでした。
星雲、球状星団はバイザックが見栄えがしますが、散開星団はFS102のほうが星像が針で突いたように鋭く
こちらが好みです。
02.07.29
台風一過
どころかずっと曇りがちの天気。最近の日記は晴れが少なく星を見れないので、雨か台風の話ばかり。
夜は暇なので重星の整理やネットサーフィンをやっているか、他のHPの観望日誌をプリントしたものを
見ています。これがためになるし、面白いんですよね。下手な天文雑誌より楽しめます。
他の人がみた対象のコメントを自分の見た感じと比較したり、機材もとても詳しい方がたくさんおられるので
参考になります。
さーてと今夜も曇りだし、また読んで見ようかな。
02.07.25
台風9号
先ほど暴風雨圏内にはいり、雨風が強くなってきました。強烈な台風ではないですが心配です。
最近、FS102のレンズが汚れてきて拭いて掃除をしようか迷っています。フローライトのコーティング
には触らない方がいいと聞いていますので、見栄味も変わらないなら、このままほっといた方がいいの
でしょうか?どなたかいい方法がありましたら掲示板でもコメントを。
02.07.21
梅雨明け
やっと梅雨が明けました。4月から3ヶ月もの長雨でした。
月夜でしたが夕べ、久しぶりに重星を見ることが出来ました。また携帯電話のデジカメ機能で月を撮影しま
したが結構写るものですね。
ホームセンターで高さがワンタッチで6段階に調整できるイスを購入しました。前から欲しかったのですが
某ショップで12000円~18000円の値段だったので躊躇していたところ3000円台で買えました。
今までは高低2つのイスを使っていたのを、1つのイスでワンタッチで高さを変えられて非常に便利です。
たまにはホームセンターをのぞいてみましょう。きっと天文に限らず、趣味で使えそうなグッズが安く手に
はいりますよ。
02.07.15
台風7号
今年は初夏から台風の当たり年で、すでに九州を4個ほどかすめていますが、今回の7号はほんの少し
でしたが大隅半島を暴風域に巻き込んでいきました。
明日は本州に上陸しそうな気配なので、そちら方面のかたは気をつけてください。
自分の日記を振り返ってみて春から夏にかけて、今年は(も)鹿児島は雨が多く星見の回数がほんとに少
ないと感じます。3月は黄砂と春霞、4~5月は春の長雨、6~7月は梅雨と台風、まるで温帯雨林です。
いくら恵みの雨と言っても勘弁してほしいですね。
02.07.11
金星の色収差
台風後の快晴だったので、バーベキューと望遠鏡の準備をしていたら急に曇ってしまって、見ることが出来た
のは金星のみでした。FS102とRadian4mmの金星は色がしっかり乗っていました。通常、月を見てもそんなに
色は気にならないのに、どうしてでしょう。
大気収差のせいか、それともRadianの欠点が出てしまったのでしょうか。
まっ、重星使用がメインですからあまり関係ないですが。
02.07.07
雨の合間
梅雨のわずかな晴れを逃すわけにはいけないと言うことで、急に晴れてきたので9時頃から望遠鏡を出して
早速、重星スケッチをして、さそりの重星6個をゲットしました。
本日のオススメはBSO11と2番星です。前者はオレンジと青のコントラストが素晴らしく、後者は主星のリング
上に寄り添う番星が可愛くて、いつまでも見ていて飽きが来ません。
今回、重星の星図をHPに掲載しました。
ステラナビゲーターをBMPで切り取って、フォトショップで重星名を書き込みました。少し老眼の入った目をこす
りながら作業をしましたので間違いがあるかもしれませんので、あしからず。そのときはご指摘下さい。
随時、掲載していきますので重星見の参考にして下さい。
02.07.03
りゅう
下の日記に書いたとおり昨夜はりゅうの重星をスケッチしましたが、中でも角距離の小さいΣ2054 1.0秒角
20番星 1.4秒角、Σ2218 1.7秒角、Σ2509 1.7秒角では1.4秒角までは完全に分離出来ましたが、1.0秒角
は楕円状でした。
この結果からして10cmの性能は完全に出し切っていると思います。さらに外に出して15分ぐらいで観察に入
ったことを考えると、10cm屈折は機動性、即効性、安定性に優れており、重星観察にはうってつけの機材であることを改めて実感しました。
02.07.02
もう7月です。夜になって久しぶりに晴れたと思ったら長雨で大気の塵がなくなったのか、非常に透明度が
良くて自宅からでも天頂付近は5等星まで肉眼で確認できました。
20日ぶりの重星スケッチで、りゆうの重星を7個Getすることが出来ました。その合間に双眼鏡でさそり、いて
はくちょう付近を流しましたが、非常に多くの星のなかに星雲星団がたくさん飛び込んで来ました。これが6等
星まで見える山の中でしたらもっと凄いんでしょうね。お空さえ暗ければ双眼鏡でも十分楽しめそうです。
望遠鏡ではM57を見ましたが透明度がいいせいか10cmでリングをはっきりと確認することが出来ました。
最後にアルビレオをみて終わりにしました。
今夜スケッチした重星は明日の夜にUpする予定です。