日 記 帳

観測日記、その他天体のことや身の回りのことなど、思いつくままに書いてみました。        

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02.02.27
雲とシーイング
注文していた2インチ変換アダプターと2インチSSアダプターが届いたので、薄曇りでしたが
早速、バイザックに装着してみました。
2インチ天頂ミラーでばっちりピントがでました。ボーグのカタログに書いてあるとおり、2インチ
のミラーとアイピースをがっちり支えるのはSSUアダプターのほうが良いかも知れません。
M42やM41見た後、木星を見てみました。薄い雲が流れる天気でしたが、シーイングはわりと
いいでした。それどころか、コントラストが上がって縞模様が濃く見えることがありました。
雲が流れているからと諦めないで、筒を向けてみましょう。雲のない、ちかちかした星空より良く
見えると思いますよ。
バイザックの外気順応は30分ほどでしたが、筒内気流もおさまって×200、×300でもボヨボヨに
はなりませんでした。さらにRadian4mmの×450では少々霞んだようにはなりましたが、本体の
像は丸いままで、見ていて飽きませんでした。
倍率を上げても細部が見えるわけではないですが、さすが20cmの集光力で×450では、感覚的に
ピンポン玉のように見えて大変迫力がありました。
これはわりとシーイングが良かったのと、筒内気流もおさまっていたこと、それに鏡とミラーとアイ
ピースの相性が良かったからでしょうか。
私には倍率の違いがミラーとプリズムで見え方にどのような変化があるか分かりません。
また別の機会にテストをして見ようと思います。

02.02.25
FS102とバイザック
夕べ、久しぶりに晴れたのでFS102とバイザックの見え方の比較をしました。
重星はβOriと145Cmaで比較しましたので、そちらをご覧下さい。星像はFS102は針で突いた
ようなカチッとした星像、バイザックは少し太めのしっとりとした星像で、いずれも味があって
いい感じです。
シーイングがあまり良くありませんでしたが、惑星も比較してみました。
土星はFS102では全体に青っぽくてカシニが良く観察できます。バイザックでは本体の南側が
赤っぽく模様が確認できます。カシニも確認できますが、わっかはFS102、本体はバイザックが
上でしょうか。
木星はFS102では濃い二本の帯が確認できます。バイザックは二本の帯は薄いですが、大気が
安定した瞬間に帯の入り組んだ模様を確認できました。
このような季節では惑星は互角でしょうが、シーイングが良くなる夏場であれば、バイザックが
期待できそうです。

02.02.22
バイザック
バイザック用の2インチ変換アダプターと2インチSSアダプターを、ボーグに注文しました。
純正の2インチアダプターは4.5cmあり2インチ天頂ミラーを差すと、もう少しというところで
ピントが合わないのと、ボーグのデジカメアダプターを使えようにするためです。
これで接眼部の長さが2.5cm縮まるので2インチ天頂ミラーで楽にディープスカイを楽しめる
し、月や惑星を写せそうです。

02.02.20
短気とのんき
すぐに覚めないといらいらする。細かいところは気がつかないくせに、白黒ははっきりしたがる。
カミソリのようなエッジは触れると切れそうな短気者。
方や目覚めに時間がかかり、その間はふらふらしている。はっきりしない性格で、めりはり
はないが細かいところに気が利くのんき者。
前者は痩せっぽっちのFS102、後者は太っちょのバイザックでした。

02.02.16
火星に向けて
今日はわりと暖かくて風が強く、春2番って感じでした。
あちこちのHPを覗いてみると火星の大接近へ向けて、色々な望遠鏡の話題が上がっています。
MNやオライオンのニュートン、15cmアクロなどなど。
私は20cmのバイザックと10cmアポしか持っていませんので、これで大丈夫なのかなと思っています。
この大接近は後、数百年はないので万全の態勢で望みたいところですが、これも金次第ですから
そうはうまくいきません。
笠井で言う惑星用望遠鏡が欲しいですね。それとも20cmのバイザックと10cmアポで十分でしょうか。
みなさんはどのように迎え撃つのでしょうか?

03.02.11
土星
曇ったり雨が降ったりで星見が出来ませんでしたので、9日に撮影した土星の画像で再度画像処理
をしてみました。元画像が良くなければそれ以上は良くならないのですが、見た感じはどうでしょうか。
私は天体写真の画像処理はほとんど素人ですので試行錯誤の状態ですし、10cmの限界も感じて
います。火星の大接近を控え、惑星撮影用に20cm位のニユートンが欲しいです。
画像処理ソフトはフォトショップエレメントを使っていますが、ステライメージが4へバージョンアップ
するそうですので、そちらも気になっているところです。

03.02.10
月と土星
昨夜は晴れていましたが雲が次から次へと流れていて、その合間をぬって月と土星を撮影
しました。それより前に2時間ほど冷やしておいたバイッザックで月と土星を楽しみました。
月は20cmの威力でまぶしすぎましたが、とても綺麗でした。土星はやはり気流の影響か
陽炎の中で見ている感じでしたが、たまに綺麗に見える瞬間がありました。この季節はやはり
FS102のほうがよく見えます。
月と土星は数うちゃ当たるで30枚ずつ60枚ほど撮影しました。月はその内一枚を少々画像
処理した物をアップしてありますが、ちょっと画像が大きかったようです。全体的によく撮れたつも
りですが、特に海の部分が綺麗だと思います。自画自賛 ^ ^;。
土星は前回よりはよく撮れましたけど、まだまだですね。その後高くなった木星を狙おうしたところ
瞬く間に曇り、しかたなく引き上げました。
ところで天頂付近の対象をを撮影するときは、デジカメの液晶が非常に見にくくて地面に寝たような
格好でないと確認できません。やはり液晶の回転するCP4500あたりが良かったかなと思いましたが
コストパフォーマンスに優れてとても良く写るQV4000に満足です。注文したコードが着たらカーナビ
の液晶を外部ディスプレイとして使いますので、撮影確認もだいぶ楽になるでしょう。

03.02.08
春一番

今日、春一番が吹きました。気温は15°位まで上がり嵐のような雨でした。1ヶ月も早い風
だったそうで、このまま暖かくなってなってくれれば良いのですが。
明日は18°まで上がり晴れるそうですので、久しぶりに星見が出来そうです。

03.02.02
久しぶりのぽかぽか陽気
朝から風もなくて暖かったので、思わず望遠鏡を外に出しました。双眼鏡で金星を見つけて
望遠鏡で導入して見ましたが、少々ゆれゆれでした。
この陽気なら今夜が楽しみです。今から今夜の作戦を立てなくては。

03.01.29
寒ーい
昨夜から寒くなりだして、今日は1日雪でした。当地では昼の雪は積もりませんが、今夜あたり
積もりそうです。
少々晴れても、北風とこの低温では外に出る気もしません。またインフルエンザが治ったばかりで
体調も良くないです。
カーナビのCN−HDX300Dを買いました。最新のハードディスクナビで外部入力についたポータブル
ですので、デジカメ撮影の時に外部モニターとして使おうと思っています。

03.01.24
βMon
いっかくじゅうの重星と言えばβMonですね。3重星が立体的に見えて、素晴らしい眺めです。
少々暗いので導入は難しいですが、ペテルギウスとシリウスの間あたりですので星図と合わせて
探してください。
昨夜4個の重星をスケッチしましたが、その中の一押しはΣ855Oriです。透き通った黄色と水色が
実に爽やかな感じを受けます。
ところでLV5mmのテストを木星で行ってみました。LV特有の迷光はありますが現LVと同等の見え味
でした。比較のためにラジアン4mmに換えると、コントラストの高い抜けの良い画像です。さすが
ラジアンといった感じです。
しかし輝星のない重星は新旧LVもラジアンもほとんど変わりません。対象によっては高価なアイピース
必要ないと思います。

03.01.22
新旧LVアイピース

メッセオプトビクセンのネットショッピングで、重星用に旧LV5mmアイピースを買いました。
右の方が今回購入したLV5mmです。表示が違っていて現在のは印刷ですが、旧製品はシール
です。仕様、性能は同じだそうです。残念ながら今夜は曇り空で見え味はテスト出来ません。
通常LVシリーズは9600円で販売されていますが、旧LVはなんと5500円です。もちろん新品
です。
LVアイピースの購入を考えている方は旧製品も候補にいれても良いのではないでしょうか。
近いうちに見え方をレポートします。お楽しみに!

03.01.18
太陽と木星
昨日、作ったソーラーフィルターで早速太陽を覗いてみましたが、素晴らしい像を見せてくれ
ました。フィルターの素材が非常に薄いので、穴があいたりしないように注意することと、自作
の枠が外れないようにしっかり固定することに気を付ければ
、とても良い製品だと思います。
その後、太陽の撮影もしましたが、わりと簡単に撮れました。
夜になって薄い雲が出てきましたが、木星の露出テストを兼ねて撮影をしました。帯が2本写っ
ただけで、まだまだ修行が足りません。

03.01.16
ソーラーフィルター
昨日、国際光器注文したソーラーフィルターが今日届きましたので、早速枠の制作に取り
かかりました。接着部分がありますので、明日には出来上がり、週末には太陽を見ることが
出来ると思います。
昔は、サングラスと言う今はほとんど見掛けないフィルターを接眼部に取り付けて黒点や
水星の日面通過などを楽しんでいました。また5月に水星通過がありますので楽しみです。
後日、制作の様子や太陽のデジカメ写真を紹介したと思います。

03.01.14
きりん
昨夜は、きりんの重星を3個スケッチしました。薄雲が出て肉眼では星が良く見えませんでしたが
シーイングが非常に良くて回折リングも久しぶりに確認できました。
重星観望は月が出てても、薄曇りでも、少々の光害でも、導入さえ出来ればいつでも楽しめますので
大好きです。
木星も好条件で表面がツルツルしてとても綺麗でした。帯は2本だけがやけに濃くてあと薄いのが
2〜3本確認できました。惑星は凝視して長時間見ませんので、模様はいつもこんなのもです。
それより面白かったのがエウロパとガニメデの食でした。恒星の重星と違って衛星を面として
捕らえられ、異常接近してまた離れていく様子はとても神秘的でした。
近いうちにデジカメで食の様子を撮影するつもりですが、その前に倍率と露出時間をテストしなけ
ればいけません。

03.01.11
今年の初重星見
今年、初めて重星を見ました。ズバリ145Cmaです。冬の重星はこれが一番でしょう。
黄色っぽいオレンジとブルーがとても爽やかです。スケッチのほうはh3938hCmaが1個でした。
今夜の気流が非常に悪かったのか、見ていても全然楽しくありませんでした。せいぜい50倍
どまりで、それ以上は星がぽよぽよでした。10cm屈折でこんな事はあまりありません。まるで
外に出したばかりのバイッザクのようでした。
こんな状態でしたので33倍の低倍率でM41をやその他の星の配列をしばらく楽しみ注目の
土星とM1、木星などは初めから筒を向けませんでした。
あとをQV-4000で撮影しましたが、シャープさに欠けた画像でした。

03.01.09
おおいぬ座とカノープス
新年になっても仕事や飲み会、また家族の風邪でゆっくり星見が出来ませんので、夜遅くなってから
ちょこちょことデジカメで星の固定撮影をしています。
昨夜はおおいぬ座、今夜はカノープスを撮影しました。これまでの撮影ではQV-4000は評判よりは
良く写り満足しています。キヤノン製のF=2レンズがついて、400万画素で3万円台ですから。
自宅周辺はわりと明るいので、暗い場所での撮影が楽しみです。

03.01.05


朝起きてみると外は、雪で真っ白でした。僅か数センチしか積もっていませんでしたが、平野部で
雪が積もるのは16年ぶりでしょうか。
珍しくて思わず写真に収めましたが、暖かくなるにつれて雪はなくなってしまいました。
雲が勢いよく流れています。今夜晴れるかなあ。

03.01.02
あけましておめでとうございます
改めて今年もよろしくお願いします。
風邪で薬を飲んでいるというのに、今朝5時から起きてデジカメでパチリパチリやって、それを
画像処理したりHPにアップしたり、もう8時間近くやっています。
自分の趣味になると元気になるんだから」と妻の小言が聞こえそうです。自分ながら良く
やるもんだと感心します。
金星と火星の接近をカメラに収めたくて朝早くから起きたんですが、透明度が良くて星がいっぱ
い見えていたので、木星付近おおぐま座も撮影しました。今回ディフューザー1フィルターのテスト
もやってみましたが、木星がとても大きく写りました。デジカメの20秒露出では、多分1等星以上
でないと効果は無いようです。逆に淡い星は写りにくくなりますので、ノンフィルターとのコンポジット
が効果があるようです。
だいぶ体の調子も良くなってきたので、小言が大言になる前に家族でドライブにでも行ってきます。