日 記 帳
観測日記、その他天体のことや身の回りのことなど、思いつくままに書いてみました。
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03 1〜2月
03.04.23
昨夜は久しぶりに星見が出来て、コップとうみへびの重星を6個と、木星を撮影しました。
コップの重星は初めてでしたが、春になって大気が安定していて、回折リングがきれいでした。
うみへびの重星スケッチ4個は南中高度が低いので、きれいに見るのは難しいでしょう。
木星の撮影をしたバイザックはGP赤道儀に、重星スケッチをしたFS102はHF経緯台に
載せました。
今回も、スケッチは南中付近の重星でしたがHF経緯台のおかげで、導入はとても楽でした。
三脚が少々、短いので130cmクラスがほしいところです。
03.04.15
とても忙しい
決算、監査、総会と一年で一番忙しい時期で、帰りは毎日、夜10時です。
しばらくは星見はお預けです。
03.04.12
LOOX
富士通のノートパソコンを買いました。携帯電話と比較すれば分かるとおりとても小さいです。
最大12時間のバッテリー駆動ですので、アウトドアで色々使えそうです。
なんに使えそうかなあ。自動導入も持ってないし、望遠鏡の横においてスケッチに使おうかな。
これで自宅にはパソコンが3台です。仕事に使うという理由で、妻に許可をもらったので、遊び
ばかりに使うとにらまれそうです。
03.04.06
再々HF経緯台
夕べは久しぶりに重星をたくさん見ることが出来て、スケッチも6個しました。
GP赤道儀で月の撮影をした後、鏡筒をHF経緯台に載せ換えましたが、特に北極星付近の
きりんの重星は赤道儀より導入がとても楽でした。また南側で、南中付近の重星も鏡筒を
180度回転させる必要がなくて、同じく取り扱いが楽でした。
最近は雨の間に少しの晴れがあるという感じなので、それを逃さないようにしないと、なかなか
星見が出来ない状態です。
加えて、まだ大気の状態が良くなくてFS102で重星を見ていると、星があちこち飛び跳ねて
いました。それでも点像はしっかりキープしており、小口径屈折が悪シーイングに強いことが
分かりました。これがバイザックだったら飛び跳ねた範囲内で像がだんご状態になって、肥大
した星像が、ぼけたように見えるはずです。
03.04.04
雨、雨
一週間ずっと雨です。もうかびが生えそう。
毎年、この季節は雨と黄砂で星を見られない日が多いです。しかし天気予報を見ると明日は
晴れです。月はまだ細いので、きれいな星空が見れそうです。
03.03.28
自作汎用プレートにて
今日、作成した汎用プレートにバイザックを載せて木星と土星を観望しました。
HF経緯台自体はバランスさえとれればとてもスムーズですが、自作した汎用プレートが合板で
作ったせいか、×200倍では少々揺れが気になりました。多分ねじれが生じているのでしょう。
低倍率での観望では揺れは全く気にならず、全体的な使い心地は満足できる状態でした。
ところで今夜の空は薄雲が覆って、木星と土星とシリウスしか見えない状態でしたが、惑星は
安定して見えました。また雲のフィルター効果?でバイザックにしてはコントラストがよくて木星の
模様や土星のカシニがいつもよりよく見えました。
30分もしない内に空は厚い雲に完全に覆われてしまったので、早々に切り上げました。軽い
経緯台は片付けも楽です。
03.03.28
H2A
種子島から偵察衛星を載せたH2Aロケットが成功しました。自宅から見るとちょうど飛行機雲
のようです。残念ながら肉眼ではオレンジの炎は確認できませんでした。近くの内之浦だったら
よく見えます。
H2Aロケットは5回連続成功して、信頼度はますます高まったようです。
03.03.26
再びHF経緯台
昨夜、HF経緯台にFS102を載せて色々観望しましたが、とても使い心地は良かったです。
あとバイザック用に汎用プレートを一部自作すれば、星雲星団観望もいっそう楽しくなりそうです。
重星も久しぶりにスケッチしました。ろくぶんぎを2個ゲットしましたが、この星座は初めてです。
3月になってようやく綺麗な回折リングを見れるようになりました。それとXL40mm、20倍で
M44と木星が同視野に入り印象的でした。FS102での木星は30倍で本体の縞が2本見えて
可愛い感じがします。
03.03.24
HF経緯台
本日、仕事から帰ったらHF経緯台が届いていたので早速、組み立ててみました。
思ったより重量感がありしっかりした作りです。まだめすあり金具が届いていませんので
望遠鏡を取り付けて星を見ることは出来ませんが、触った感じでは回転はスムーズでストレス
なく星を追いかけられそうです。
また金具が届いたらレポート致します。
03.03.19
土星と木星
一週間ぶりに晴れたので、昨日と今日、続けて月と惑星の撮影をしました。
バイザックでの惑星の撮影はなかなかいいのが撮れません。気流とならし不足のせい
もありますが、腕の悪さが一番でしょう。
FS102で撮影した月は低倍率のせいもありますが、割と良く写りました。
前回、FS102で撮影した土星とバイザックで撮影した土星は、気流の少々悪いときの眼視の
比較のようです。FS102のコントラストとバイザックの光量があればいい写真が撮れそうです。
03.03.15
GP−P90三脚
AD−VIXより注文していた木製三脚が届きました。写真はAD−VIXでご覧下さい。
木製だからアルミより貧弱だろうと思っていましたが、とてもしっかりした作りでGP赤道儀に
5kg位の鏡筒を載せても、びくともしない感じです。作りや塗装も丁寧で、木の落ち着きが
感じられます。高さが少々低いですが、これで5千円ですからお買い得です。
HF経緯台が届くのが楽しみです。
03.03.14
火星のスケッチ
フリーソフトの「火星くるくる」を使って、火星のスケッチをイメージしてみました。
このようにシュミレーションと並べてスケッチすると、分かりやすいのではないでしょうか。
左がスケッチした場合のイメージ、右が「火星くるくる」シュミレーション画像です。
03.03.11
バイザックで撮影
バイザックはビデオでは撮影したことがありますが、デジカメで撮影したのは初めてです。
月と木星を撮影しましたが、あまり上手く取れませんでした。今回は木星を掲載しました。
月は明日以降に掲載予定です。
重星に、星雲星団に、撮影にと最近は忙しくなりましたが、月が出ていてもそれなりに楽しめ
るようになりました。天気がよいことと、残業がないことが条件ですが。
バイザックは鏡筒が短いので、デジカメをつけてもバランスが崩れにくいので、FS102より
撮影が楽です。また天頂付近も同じ理由で、デジカメをのぞき込みやすいです。
03.03.08
メシエマラソン
春になるとメシエマラソンですね。一晩で全てのメシエ天体を見ようというイベントですが
私は一晩で見ることはとても出来ないので、今日から1年かけて、見てスケッチに残そうと
決めました。重星のスケッチが400個を越えたので、あとはぼちぼち見るとして、歳を取って
目が霞む前に出来るだけ多くの星雲星団を見ようと思います。
ということで今夜はM41、M46、M47の3個をスケッチしてHPに掲載しました。あくまでも
こんな風に見えるというイメージ画像ですので、堅いことは言わないでくださいね。
03.03.03
3月です
いよいよ3月に入り、暖かくなって天体観望がしやすくなりますが、雨の多いこと。
昨夜は、その雨の合間をぬって惑星、散開星団、重星を観望しました。木星、土星は
バイザックでもFS102でもシーイング良くなくて、綺麗に見えませんでした。
おおいぬ座の散開星団はM41が有名ですがM46、M47も見逃せません。この2つは
隣接しておりほぼ同緯度にありますので、必ず両方見ましょう。
自宅からおおいぬ座付近は3等星がやっと見える条件ですが、バイザックの集光力で美しく
眺められました。M46は細かい砂粒をまいたように、M47は大きいつぶつぶが目立ちその
対比がとても印象的です。
暗くなってすぐ南中しますので、今が見頃のピークです。再度、暗い空の下で見ようと思って
います。
重星はいくつか挑戦しましたが、自作星図とあわないのか、ことごとくふられてスケッチしたのは
24Cncのみでした。そうそう、かにといえば今、木星が接近しています。双眼鏡でかにのM44と
木星がちょうど視野の中に入り、面白い眺めです。
みなさんも雨の合間の晴れを逃さずに望遠鏡が無理でも、双眼鏡を持って外に出ましょう。