日 記 帳

観測日記、その他天体のことや身の回りのことなど、思いつくままに書いてみました。        

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03.12.21
M1見つけたけど
昨夜は非常に寒くて観測小屋の気温は1度でしたが、外と違ってちょっとした風も防いでくれます
ので苦にはなりません。
今回の機種はバイザックです。見た対象はM41、M42、M1(かに星雲)そして土星です。
41はLv25では広がりすぎるので、XL40で45倍のほうが迫力があります。1年ぶりのご対面でした。
42はどの倍率で見ても楽しめ、トラベジュウムと星雲の競演が素晴らしいです。トラベジュウムの
E,Fは4個の星が飛び跳ねていたせいか、見えませんでした。
1は初めての挑戦でしたが佐渡島のようには見えず、淡い平行四辺形のように見えました。とても
淡くて、あまり面白くなかっかのでスケッチもしませんでした。OVフィルターでも同じような感じです。
土星はシーイングが悪くてカシニも良くわかりませんでした。

03.12.04
M1
朝、バイザックをFS102に載せ換えて久しぶりに太陽を見ました。もう大きな黒点はありません
でしたが、小ぶりの黒点があちこちに見えていました。
月夜は見える対象が少ないので月を10枚ほど撮影してM1を探したのですが、見つけることが
出来ませんでした。OVフィルターでも駄目でした。月夜のためか倍率が33倍で低かったのか
情けないですね。月のない日にバイザックで再度挑戦してみます。
せっかくOVフィルターを付けたので、M42に鏡筒を向けてみました。フィルターなしではうすく
描いた水彩画のような感じで、フィルターを通して見ると墨でさっと描いた感じでした。
M42はもともと良く見えますのでトラベジュームとの競演を楽しむには、フィルターなしが良いよ
うです。

03.12.02
小屋使ってます
観測小屋が出来てから毎日小屋に入って使い心地を確かめていますが、ほぼ満足しています。
天井の波板に結露が出るのが少々気になりましたので、除湿器と除湿剤を5個ほど置きました。
とにかく便利で、小屋に入って天井を開けるだけですぐ観測できます。小屋の作りが簡単であるた
めか内外の温度差があまりないため、温度順応もさほど気にすることもないようです。
いま月夜ですので、今夜は久しぶりに月の写真を撮って火星を見ました。
LV6と2倍バローレンズの273倍で見た火星は迫力がありました。短焦点LVアイピースとバローレ
ンズの組合せは良くないと言われていますが、これは高いレベルでの話でしょう。通常見るにはこ
れでも十分です。
最後に42mmの双眼鏡で見たスバルが、今日は一番綺麗でした。やはり宮内の77mmが欲しいで
すね。


03.11.30
観測小屋が完成!!
9月23日から始めた小屋の制作が11月30日に完成しました。12月まではかけたくないと
思っていましたが、滑り込みセーフで出来上がりました。
形はスライディングルーフですが壁の高さが170cm位あり、バイザックの筒先が少し出るく
らいで少々ドームのような感じもします。
早速、観測小屋の中で観望をしてみました。テーブルにパソコンや星図を置いての観測は
非常に快適で北風もさえぎってくれますので、鏡筒が揺れないし寒くありません。
本日は土星にM42、M37、αGemなどを見ました。M42はガスとトラベジュームの組合せ
が素晴らしい眺めでした。土星はカシニがやっと見れる状態でした。
大気が不安定で像が揺れていました。αGemは青白い主星と青紫の伴星がきれいでした。
制作の疲れもあって星見は早々に切り上げました。

03.11.11
急に寒くなりました
2〜3日前まで夏のような暑さだったのが、急に寒くなりました。そのせいか月の輝きがとても
冷たく感じました。
最近は小屋作りばかりで星見があまり出来ず、星のネタが少なくなりました。
今夜も仕事帰りに板を3枚買って、ノコギリでぎこぎこやりました。
ホームセンターが自宅から500m位の所に2カ所あるので、とても助かります。
ところでタカハシのピラー脚はどうしてあんなに高いのでしょうか。10万円とか17万円とか。
溶接機があれば数万円で出来そうですが。近くの鉄工所に頼んだ方が安くつきそうです。


03.11.04
夜にも観測小屋の制作
小屋の制作を始めてもう1ヶ月半が過ぎました。休日のみの制作なのでなかなか仕上がりません。
そこで今夜はルーフに防腐剤を塗ったのですが、それが少々失敗で風呂上がりの体に臭いが
たっぷりついて家族のひんしゅくを買いました。良く洗ったのですが、まだ指が油臭いです。
薄暗い所ので作業だったのでベランダも防腐剤だらけになってしまいました。
11月中に目処がついたらいいなと思っています。


03.10.14
シーイング
 雨上がりで透明度の良い夜空だったので、火星に
 筒を向けて覗いてみると、ごらんのとおりです。
 9月7日の同経度の火星と比較しても分かるとおり
 めろめろもいいところで、あらためてシーイングの大
 切さを実感しました。
 視直径は18秒と小さくなり、形もまた縦に伸びたビ
 ワのようになってきました。南極冠も消えそうです。
 こんな日は星雲星団が良いでしょうけど、仕事の帰
 が遅いので、つい明るい火星に目が行ってしまいま
 す。観測小屋が出来たら、気楽にちょい見を楽しもう
 と思います。


03.10.02
久しぶりのHF経緯台
今夜は久しぶりにHF経緯台にFS102を載せて、久しぶりのお気軽観望をしました。
星図を持ち出さなかったのでスバル、二重星団、アンドロメダ大星雲、アルビレオなどのメジャー
どころでしたが、最近は火星ばかりだったので、とても新鮮な気持ちでした。
自宅庭での観望で、もう少し空が暗かったらもっと楽しめたのですが。
もう少ししたら土星が上がってきそうですが、仕事もありますので諦めました。
メジャーどころの天体はHF経緯台では数秒で導入できますので、とても扱いやすいです。


03.09.17
まだ火星に取り憑かれています
大接近をはさんで火星の画像を360度撮影するという目的で、ここ1ヶ月頑張ってきましたが
やっと目的が達成できそうです。
今夜はごく薄い雲が空全体を覆って、星は夏の大三角形と火星の四つしか肉眼では見えない
ようなコンディションでしたが、撮影を強行しました。しかしFS102にとってのシーイングはわり
と良くてそれなりに撮影でましたが、どうもバイザックの写りが今一歩でした。
デシカメで1回の画像を約250枚撮影して今夜は4枚の画像を得るために合計で1000枚ほど
撮影しました。それをレジスタックスで自動処理すると半分前後は切り捨てられ、それを手動で
切り捨てる枚数を指定してスタッキング(コンポジット)しました。
デジカメの連写が毎秒1枚程度なので、これだけの画像を撮影するのは根気が必要です。ウェ
ブカメらも欲しいですが、色合いや模様のなめらかさではデジカメが好きです。毎秒3〜5枚程
度撮れるデジカメが欲しいところです。ウェブカメラでも色合いの美しい非常になめらかな画像を
撮影しておられる方もいますので一概には判断がつきませんので、値段も安いですのでその内
購入するかも知れません。
本当は秋の夜長に、眼視で重星や散開星団も見たいんですけどね。



03.09.12
どちらが良い、火星の撮影に限って。


バイザックとFS102で同日、同時刻に撮影した火星です。コンポジットも186枚と180枚でほぼ
同じで画像処理の手順も同じです。
ごらんのとおり画像の善し悪しは別として、大体同じように写っています。20cmバイザックと同じ
ように写る10cmFS102が良いのか、20万円のFS102と同じように写る10万円のバイザックが
良いのか、さてどちらでしょうか。
どこかの掲示板に惑星は口径の2倍以内だったら屈折のほうが、良く見える(日が多い)と書いて
ありましたがどうでしょう。
確かに眼視ではほとんどの場合FS102が良く見えましたが、バイザックでじっと目を凝らして見る
とユラユラの合間に模様が浮かび上がって、薄いながらもきれいに見えることもあります。
予算があったら10cm以下のアポと20cm位の安価な反射があれば、言うこと無いですね。
あと赤道儀と経緯台の両方あれば、もっといいです。