日 記 帳

観測日記、その他天体のことや身の回りのことなど、思いつくままに書いてみました。        

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04.09.21
11時半頃お通夜から帰ると天気が良かったので、思わずBs-77を出して30分ほど観望して
ついでにM31の伴星を確認すべくスケッチをして差し替えました。やはり自宅からはM32、M110
とも見えませんでした。
ふと東の低めの空をみるとスバルが久しぶりに見えていたのでBs-77を向けると、ちょうど視野
に全体像が入って素晴らしい眺めです。いつかはメローぺ星雲ともスケッチしてみたいです。


04.09.20
久しぶりの観望とスケッチ
昨夜は天気が良くて夕方から観望しました。西には三日月がありBs-77で地球照まできれ
いに見えます。人間の目はダイナミックレンジが非常に広いので三日月の輝いている部分か
ら地球照まで一度に確認できます。いくらデジカメが800万画素だといっても足下にも及びま
せん。
夜中になって街の灯りが落ちてから星雲星団をいくつか見て、そのうちM31ET星団二重
星団
をスケッチしました。9月も半分以上過ぎたのに蚊がブンブンして殺虫剤で追っ払いながら
の観望でした。外気はだいぶ涼しかったです。
仕事と小屋の修理におわれてなかなか星見の機会がありませんでしたが、3連休で久しぶりの
スケッチが出来ました。
観測小屋には三脚等は搬入しましたが、内部がまだカビ臭くて鏡筒は入れていません。ベニヤ
や木材についたカビ取りのいい方法はないものでしょうか。


04.09.18
屋根が出来た

16号、18号と立て続けに来襲した台風で散々な目にあった小屋にやっと屋根が載りました。
今回は結露防止に屋根にも内張をしましたが、波板が蓄波じゃなかったので熱が伝わりよく
なってしまいました。近い将来、もうちょっと大きくしっかりした小屋に作り替える予定なので
まっ、良いかって感じです。
今日はとてもいい天気だったので小屋内部の乾燥がだいぶ出来ましたが、カビみたいな黒い
シミはとれませんでした。除湿器を入れてもう少し乾燥させてから、カビキラーで掃除してみよう
かな。
屋根回りの補修がまだ残っているので、機材を入れるのはもう少し先になりそうです。


04.09.13
ビーチパラソル観望

台風後、初めての観望です。薄雲があって10分ほどでしたが、 たまに重星が飛び込んできて
久しぶりに星見を楽しめました。
観測小屋の修理がもう少しかかりそうなので、しばらくはビーチパラソル観望に逆戻りです。この
スタイルだとだいぶ夜露を防いでくれます。
はやりHF経緯台は軽快です。子午線も極付近も何も関係なくぶんぶん振り回せます。写真を撮ら
ないのなら経緯台が良いようです。

04.09.04
再びブルーシートそしてHF経緯台


8月30日の台風16号で観測小屋の屋根が50m吹っ飛び、再びブルーシートの屋根に逆戻りです。
今朝、屋根の骨組みをチェックしてみると何カ所かひびがはいっていて、波板もあちこち割れていた
のではがしました。
冬場になると波板の内側に結露が出ていたので、これを機会に補強をして結露防止に内張もしようと
思っています。作業が出来るのが土日だけなので、1ヶ月はかかるかなあ。次の台風も心配なので
早く完成させないと。
その間は庭先にHF経緯台を出しての観望です。9月に入ると夜風が涼しくなり、虫の声も聞こえ出す
ので、これも良いかも知れません。
室内で久しぶりにHF経緯台にFS102を搭載して振り回してみると、ガタもなくとてもスムーズでいい
感じです。これでしたらエンコーダを取り付ければ導入精度は高いかも。K.Kに問い合わせて見ようか
な。

04.08.07
(7/30重星スケッチ)
今夜(7/30)は月に満月近く銀河散策は無理なので、久しぶりに重星をみました。今回の対象
はまだ見てない重星が多いヘルクレス座。いくつか星を導入してみると空気はどんよりして
いるものの、回折リングがきれいに取り巻いて揺れもほとんどなく絶好のコンディションです。
しかしヘルクレス座がちょうど天頂付近で鏡筒が垂直状態になり、不動点が120cmしかな
くファンインダーの覗き口が地上高50cmで導入に非常に苦労しました。
体を折り首を折り
まるで中国雑技団のようです。
屈折の場合は不動点はせめて140cmは欲しいです。
重星スケッチはただ今460個、目標500個までなかなか進みません。1秒角台は夏が見頃なので
頑張らなくては。
(8/7金星撮影)
朝早く起きようと思って寝ると、目覚ましが鳴る前に目が覚めてしまうものです。
そろそろ金星が次の撮影時期なので5時前に起きると、少々雲はあるものの金星がぎらぎら輝い
ています。ルーフを開け鏡筒を架台に取り付けてデジカメをセットして200枚ほど連写してから、収
納するのに30分ほどで終了します。明けの明星を撮影するときはいつもこんな感じです。
FS102は筒内気流も外気順応もほとんど気にする必要がないのでいいです。

04.07.27
鹿児島と東京の暑さ
週末に東京に行き、鹿児島同様凄い暑さで脱水症状を起こしそうでした。
しかしこの暑さは何かが違っていました。気温は高いのですが、日差しが痛くないのです。鹿児島
の日差しはじりじり肌に刺すような感じで、数時間も日に当たれば日焼けで肌が黒く焼けるか真っ赤
になります。
太陽は真上なのに鹿児島の4時頃の日差しだと妻や子供達が言っていました。多分スモッグのせい
でしょう。日差しも少々黄色っぽかったし。
鹿児島は太陽がじりじり刺す暑さ。東京は高温の空気がよどんだ熱気の暑さってとこでしょうか。

04.07.19
ミニ遠征
昨夜はBs-77を持参して実家へ遠征しました。
実家は車で15分ほどのところで肉眼で6等星近くまで見えますので、自宅の4等星よりはるかに
良く見えます。暗い場所でBs-77を使用したのは初めてで、M6、M7、M8などは自宅のスケッチ
より2倍以上星数が多い感じです。
天の川に沿ってさそり座、いて座、わし座、こと座、白鳥座と流すと星々がごちゃごちゃとぎっしりつ
まって、あちこちで散開星団や球状星団が視野に飛び込んできて、双眼のおかげで一層迫力が
あります。
M57と網状星雲は今回も確認できませんでした。望遠鏡ではすぐに確認できるのですが、やはり
自分は淡物(星雲、銀河)より光り物(散開星団、重星)が合っているようです。
今回はM22NGC6633IC4756M20、M21M23M25スターグラウドをスケッチして
HPに掲載しました。再度M57と網に挑戦しようとしたところへ雲が空一面に覆ってきて、小雨が
降り出したので余儀なく撤収となりました。山の麓のせいもありますが、夏の天気は気まぐれです。


04.07.14
夏本番
梅雨もあがり相変わらずの暑い毎日です。
週末の星見を待ちきれずに週初めから昨夜、今夜とBs-77で星見をしてしまいました。
自宅からの星見でしたが、思った通り双眼鏡のBs-77での天の川は素晴らしい眺めです。
FS102が10cmフローライトでも、低倍率の星雲星団に限れば7.7cmセミアポ双眼、Bs-77
の圧勝です。
星像の鋭さはFS102がずっと上ですが、双眼による壮大な眺め、宇宙船の窓から覗いて
いる感じは何者にも代え難いです。
今回はNGC6231Cr399M6M8をスケッチ、バイザックでM4をスケッチしましたが、出
来が良くなかったので再挑戦です。さそり座、いて座付近は私の大好きな散開星団がいっぱ
いで、時のたつのも忘れます。こと座付近を流している10分位の間にBs-77の視野に2個の
人工衛星が飛び込んできました。やはり人工衛星も過密なんですね。
アルビレオはもちろんきれいですが、20倍位で見頃の重星もたくさんあります。Bs-77でM57
を探しましたが、みつかりませんでした。もっと暗い場所だったら見えるかも。
週初めから夜更かしで疲れ気味ですが、イヤなことは忘れてすっきりした気分になります。



04.07.04
7月です。夏です。
いよいよ7月に入り、気温30度オーバーの日が続いています。梅雨さえなければもう夏です。
一昨日、木星を撮影してからアンタレスを見ました。木星はあまりよく撮れなかったので、HP
への掲載は控えました。アンタレスは相変わらずオレンジ色に輝き、青緑の伴星を伴っていま
した。アポダイジングスクリーンを使うと見やすくなりました。
次回晴れたら暗い場所へ移動して、Bs-77での夏の銀河巡りを楽しみにしているところです。