日 記 帳
観測日記、その他天体のことや身の回りのことなど、思いつくままに書いてみました。
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04 1〜2月
04.06.30
Bs-77で月見
満月前の月をBs-77で見ました。
ティコ、コペルニクスの新しいクレーターと光状がやけに目立ち、月で一番明るいクレーターである
アリスタリコスがとても明るく輝いていました。このアリスタリコスはいずれ撮影してみよう。
いつものことですが双眼はやはり見やすくて迫力があります。
明日から7月です。早く梅雨が明けてくれ。
04.06.29
早起きの金星
今朝、5時前に目が覚めたので久しぶりに金星を拝みました。
明けの明星はいつ見てもさわやかな気分になります。望遠鏡でも模様は見えず、満ち欠けが分か
るだけですが、中学生の頃から思いがあります。
空が明るくなってだんだんと金星が小さくなっていくのを見るのが好きです。
今日の金星は少々ゆらゆら揺れていましたが、撮影した画像はわりと良く写っていました。空が明
るくなってくるとファインダーでも三日月状の形がきれいに確認できました。
04.06.12
久しぶりの日記
当地の夏はとても暑くて、熱帯夜もしばしばです。じっとしてアイピースを覗いているだけで、じわじわ
汗が出てきます。風の通りにくい小屋はもっと暑くなるだろうと思い、壁掛けの扇風機を付けました。
とても涼しくて快適です。
今夜は梅雨のまっただ中の晴れなので、ゆっくりと重星でも見ることにします。
04.05.05
皆既月食
仮眠を3時間ほどとった後、起きてみると雲は流れているものの晴れていたのでデジカメ単独やBS-77
を使って何枚か撮影しました。
寝ぼけていたのかピンぼけが多くていい撮影は出来ませんでしたが、Bs-77で眺めたりしていい時間を
過ごせました。撮影の合間に反対側の彗星を双眼鏡で探しましたが、東側は薄雲が出ていて結局見つ
けることは出来ませんでした。次回に期待です。
また皆既が始まって月が西に傾いた頃、南側の空にさそり座、いて座が見えていたので、早速Bs-77を
向けました。こちらは雲が全くなくて、さっと流しただけで銀河あたりの密集した星や散開星団が飛び込
んできて、数え切れない星が素晴らしい眺めでした。
M6とM7はスケッチをしましたので、これからパソコンで描き直して後日掲載するつもりです。
そうこうしているうちに瞬く間に東の空が明るくなってきました。
2時間ほどの間に撮影に彗星探しにスケッチにと忙しい星見でしたが、連休最後に一日でも晴れて良か
ったです。
04.04.29
再びオメガ星団
ついに昨夜、自宅からオメガ星団のつぶつぶを見ることが出来ました。周辺部だけでしたが感動の一瞬
でした。もっと条件の良い日と暗い場所を選べば、20cmでつぶつぶをいっぱい見れそうです。
この時のスケッチは少々大げさかも知れませんが、あくまでも印象派と言うことで感動もプラスしてあります。
それと3ヶ月ぶりに重星を1個ゲットする事が出来ました。残りがマイナーな重星が多いので導入に苦労し
ます。Σ1838Booです。
少々手動導入を残したいという理由と、人とは違ったことをやりたいのでタカハシの自動導入ではなくロス
マンディーのG11で導入支援装置付きが現在気になっているところです。
これはモーター駆動中に手でくるっと回せるのが、私のような眼視でスケッチをするものにとっては、あって
いそうな気がします。
あとBs-77で月を見たり、他を流したり、FS102で月を撮ったりしました。
ブラッドフィールド彗星は早起きできずに見れませんでした。週末に期待です。
今日は当地の航空ショーで一日中立っていたので非常に疲れましたが、ブルーインパルスは大迫力でした。
04.04.11
クリスタルな月と幻想的な月
夜中2時ごろ、ようやく上がってきた月をBs-77ではじめてみました。
高度がまだ低く少々黄色っぽいでしたが、20倍の双眼で見る月はとても幻想的でした。不思議と立体的に
見えて臨場感もありました。
FS102ではクレーターがクリスタルで出来ているのではないかと思うほど、切れのある画像を見せてくれます。
しかし観望という意味では、少々像が甘くてもBs-77の双眼で見る月がやはりいいです。アイピースの中に
立体的な別世界がある感じで、病み付きになりそうです。
04.04.09
Bs-77が帰ってきた
修理が終えてBs-77が帰ってきました。光軸の狂いもなくフードだけの交換でした。
早速、いくつか見てみました。金星は光がとんで少々色がついていましたが、半月状が確認できました。
木星は本体が丸く、衛星と一列に並んでいるのが良く分かります。本体の模様は確認できませんでした。
重星のコルカロリは離隔が20秒ほどですが、Bs-77できれいに分離します。回折リングは取り巻きませんが
重星も十分楽しめそうです。
自宅の明るい場所でしか使用していませんので、暗い場所で早く系外銀河を見てみたいです。
04.04.04
木星や金星
もう四月も4日過ぎて桜はハラハラと散り始めていますが、庭では紅かなめやもくれん、つつじがたくさん
咲いてきれいです。
夕方は快晴で、まだ少々冷たい空気の夕焼けに金星がこうこうと輝き、東の空には満月近くの月が上
がってきていました。
その金星は今、スバルとランデブー中です。修理依頼中の宮内双眼鏡があったら、さぞきれいな眺めを
見ることが出来るでしょうがFS102とXL40mmでの眺めも素晴らしく、しばし見とれていました。
木星は偶然にもイオの本体への影と、ガニメデの本体通過中を同時に見ることが出来て、ラッキーでした。
眼視でも写真でも、いずれも黒い丸ですが、その黒さが微妙に違っているのが確認できました。
土星は輪があって見た目には神秘的です。しかし小口径では変化がなくて何回か見るとあきがきます。
その点、木星は模様の変化、衛星の動きがあって面白いです。
04.03.31
VY UMa
月夜ですが久しぶりに撮影と観望をしました。
まだ日が沈んだばかりの金星は気流が荒れてヨレヨレでしたが、一応撮影してHPに掲載しました。
模様は見えませんが、明け方に見た金星、昼間に見た金星、中学生のときから好きな惑星です。
木星も同じく撮影しましたが同じくあまり良くありませんでしたので、HPには掲載しませんでした。
Sky Atlasに載っていた変光星のVY UMaを見ました。データによると表面温度が非常に低く、色は
orange-redとなっていたので、さぞ真っ赤に見えるだろうと期待していたのですが、全く普通の白で
した。別な星を見ていたのかなあ。
明日から4月で、職場は新体制でまた始まります。今年は波瀾万丈の1年になりそうですが、頑張ら
ないと。
04.03.18
Sky Atlas
本日、星図のSky Atlasが届き
ました。英語版ですがデータの
羅列がほとんどなので、問題は
ありません。右側に星図が広域
と詳細が、左側は星雲星団のデ
ータとコメント。恒星、重星、変光
星のデータが詳しく掲載されてい
ます。主な連星は軌道図、変光星
はグラフ等がA6サイズにぎっしり
と掲載されています。
小さくて軽いので、ちょっとした観望
や、カバンに忍ばせて仕事の合間
にパラパラとめくって見るのにいい
感じです。
やたら大きな星図やハッブルが撮
影した眼視とかけ離れた写真を載
せて、小口径の見え方を解説した
星図など、お気軽観望に適した星図がない昨今、このような星図が日本にもあればいいと思います。
04.03.14
オメガ星団
ソンブレロをスケッチした後、一度は切り上げたもののオメガ星団が気になって眠れず、テレビを
見ていたら1時を過ぎていたので、再度観測小屋に入りました。
HF経緯台に常置してあるバイザックをオメガ星団辺りへ向けようとすると、ナンジャコレアー
(ジーパン)小屋の壁に遮られて見えないじゃないですか。仕方ないので分解して自宅前のベラ
ンダに出しました。自宅南側は光害がひどく、新聞の字が読めるくらいですが、双眼鏡を向ける
と初対面でしたがすぐにそれと分かりました。
バイザックはほぼ水平です。120倍で向けると、ナンジャコレアー(ジーパン)、こんなに大きいと
は。しかし星には分解せず、大きな光芒でした。
見えた感じはこんな感じで、M3との違いがスケッチで分かるでしょうか。
これは条件の良い場所で、絶対見てみたいです。そして粟粒の星々としてスケッチしてみたいです。
04.03.13
ソンブレロ
取りこぼしている、おおぐま座の重星をいくつかゲットしようと頑張りましたが、今日も全滅でした。
78UMaは数年の間に5回ほどトライしていますが、全然分離できません。角距離1.5秒、5.1-7.4
等星なら10cmで大丈夫なはずですが、データを間違っているのかな。誰か分離された方はいませ
んか?
月天の春の星雲・星団に刺激されて今夜はいくつかの銀河にトライしました。
M101、M51は確認できず。しし座のM65、M66ペアはすぐに確認できました。惑星状星雲のN4361は
OVフィルターを使用しましたが、どれが惑星状星雲かはっきりしませんでした。
今夜はM104をスケッチする事が出来たので、まあいいかって感じで終わりにしました。
04.03.09
残りの重星は難しい
重星のスケッチが450個を越えると、後が難しくなります。マイナーなものばかり残り、導入が
なかなか出来ません。導入していても重星と気づかないのかも。
今夜はとも座付近を探ったのですが、一個もゲット出来ませんでした。かわりにM47を偶然にも
とらえてしばしみとれていました。ここの中心付近にとても可愛い等光の重星があります。
手動導入の楽しみも捨てがたいですが、40歳後半の老体には自動導入が便利な道具になるの
かも。
この付近を観るときは必ずシリウスの伴星に挑戦するのですが、今夜もだめでした。
重星はあきらめて木星を撮影して切り上げました。