日 記 帳

観測日記、その他天体のことや身の回りのことなど、思いつくままに書いてみました。        

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04.12.18
NGC2169
今夜はオリオン座のマイナーな散開星団NGC2169をスケッチ。M型の星の配列とその中の二重星
が印象的だった。この二重星は条件が良くないと分離できないかも知れない。
それに先だって例のマックホルツ彗星をBs-77とFS102で観望。やはりFS102のほうが芯がしっかり
してコントラストも高いが、双眼の迫力も捨てがたい。眼視では前回と変化なしだった。
ふたご座の重星を見て鏡筒をシリウスに向けたが、伴星は確認できず。最後にBs-77でスバルを見
て切り上げた。スバルのスケッチは次回掲載予定。


04.12.14
土星
今シーズン初めて土星を撮影しました。シーイングがもう一歩で、ぼけた画像でした。後日掲載予定
です。
気温が低くて、望遠鏡や双眼鏡はすぐくもってしまいます。双眼鏡は見口がくもるので、手で扇ぎなが
らの観望です。土星の他、おなじみのマックホルツ彗星とM42を見ました。双眼鏡でオリオンの三つ星
あたりも星がいっぱいで見応えがあります。

04.12.11
マックホルツ彗星
今夜、自宅から初めてこの彗星をモナーク、Bs-77、FS102で見ました。いずれも簡単に確認でき
ました。Bs-77とFS102の見え方はほぼ同じでしたので、Bs-77のスケッチを掲載しました。これから
下旬にかけてもう少し明るくなりそうなので楽しみです。
今夜は透明度が良くて、M42の羽を広げている形がBs-77できれいに確認できたのは驚きました。
これも羽の部分を上手く表現できませんでしたが、スケッチして差し替えました。
あと今期初の土星をみました。カシニもほぼ全周見え、シーイングは良いようでした。昨年からする
と輪の傾きが少々小さくなっていました。次回は撮影もしてみたいと思います。

04.12.06
もう12月です
下のタイトルからもう一ヶ月が過ぎ、日記の更新はなかなか出来ません。
今夜はぎょしゃ座の3大メシエ天体M36,M37,M38を観望してスケッチしました。いずれもFS102
とBs-77でスケッチしましたが、Bs-77のほうは淡くて小粒過ぎたので掲載は控えました。
スケッチを見れば分かりますが、いずれも個性のある散開星団で、M36はハの字、M37は紡錘形
M38は十字形のような形に見えます。M38のスケッチはヒトデのようになってしまいました。
スケッチでは少々大げさに表現してありますが、実際に見れば「なるほど」と思うはずです。モナーク
でも存在はすぐに分かりました。

04.11.01
もう11月です
8月下旬から台風、台風と言っているうちにもう11月になってしまいました。
台風以降久しぶりにメジャーどころの重星をFS−102で観望しました。
ε2Lyr(こと座のダブルダブル) ×91ではだんご状態、×137で回折リングが取り巻き綺麗に分離
βCyg(はくちょう座のアルビレオ) 黄色と青のコントラストがいつ見ても素晴らしい
γDel(いるか座ガンマ星) とても上品な風格の重星です
ηCas(カシオペア座エータ星) 不等光の重星
その他いくつかの重星を見たあとBs-77でカシオペアあたりの散開星団を見たり、モナークであちこち
流したりしました。
モナークは42mmにも関わらずグラスファイバー入りポリカーボネイト樹脂を採用しており、とても軽くて
ダハタイプなのでコンパクトで、とり回しがとても楽です。
ソフトケースはベルトを通せるようになっており、腰につけると重さを感じません。さっと出してさっとしま
えて良い感じです。導入用やちょっとした星見には50mmクラスではなく40mmクラスが、それもダハタ
イプだとさらにコンパクトになりますのでいいと思います。



04.10.11
NGC7293
昨日に続いてM2をバイザックでスケッチしました。明らかにFS−102よりはっきり見えます。
球状星団は口径が命です。
M2のついでに惑星状星雲のNGC7293に挑戦しました。視直径は13秒近くもあり、惑星状
星雲では最大ですが、ガスが広がりすぎてとても淡くて見にくいです。
最初からOVフィルターを装備しての導入で、一度は淡い大きなドーナツを捕らえたつもりでした
が、アイピースを換えてから見失ってしまいました。しばらくして雲が出てきたので諦めました。
もう少しでスケッチできるところだったのですが残念でした。

04.10.10
みなみのうおの重星
昨日に続いての稲刈りで疲れ気味でしたが、天気が良かったので早い時間から観測小屋に入りま
した。ちょうどみなみのうおが南中していたので、見落としのある重星を2個スケッチしました。重星
のスケッチは久しぶりでした。
みずかめ座の重星を探していたとき偶然光芒が飛び込んできて、調べてみるとM2だったのでこれ
もスケッチしました。今回はFS−102を使用していたので星には分解しなかったので、次回は20cm
のバイザックで再度スケッチする予定です。
自宅庭での経緯台を使っての観望ですが、やはり観測小屋があると便利です。開始は屋根を開ける
だけ。撤収は屋根を閉めるだけです。
明日まで稲刈りなので早く寝ないと!

04.10.09
祝勝会と稲刈り


昨日、アテネオリンピック金メダリスト柴田亜衣選手の祝勝会がありました。当地にある
鹿屋体育大学から初めての金メダリストで、当日は600人以上の出席者で大変な熱気
でした。柴田選手は最後まで各テーブルを回って記念撮影を行っていました。終始引っ張
りだこで、このような祝勝会をいくつもやってきたことを思うと、少々可愛そうな感じもしました。
話はがらっと変わって、今日は稲刈りでした。3個の台風にもめげずに稲の倒れもなく良か
ったです。明日までかかりそうです。
自宅から車で20分も走ればこのような環境ですので、星見の遠征に苦労することはあまり
ないのですが、多忙のせいかほとんど遠征はしないですね。明日はBs−77を持っていこう
と思っています。

04.10.06
久しぶりのバイザック
今夜は久しぶりに星見をしました。γAnd、βCygなどの重星、散開星団のNGC663はスケッチも
しましたが、出来が良くなかったので掲載はしませんでした。
バイザックも久しぶりに使ってみました。星像の鋭さはFS102に少々劣るものの、その口径をい
かしてNGC663は星像が明るく星数も多くFS102より見応えがありました。接近した重星は苦手
で購入後6年たっていますが、まだ捨てたものではありません。
狭い小屋に3台同時に設置しての星見は三脚に引っかかったりして使いにくかったです。
それに早い時間の自宅空は4等星がやっとで、マイナーな重星の導入は老体には堪えます。
多忙と体力の低下を補うために、やはりバイザックとFS102を同時に載せられる自動導入または
導入支援装置の付いた赤道儀が欲しいですね。

04.10.02

3個の台風に耐えた小屋に望遠鏡がやっと入りました。3台同時にセットしてあり、これで見れないこ
とはありませんが、暗闇では三脚に足を引っかけるかも。
木材には使用できないハイターで内装を拭いてみましたが、黒みが薄くなり一週間ほどでカビ臭も全く
消えました。これで屋根を開けるだけで即観望が出来る環境にもどりました。
毎回の台風で夏はあっという間にすぎて、もう秋になってしまいました。